LoveLove世界遺産~旅行先は見たい世界遺産で決めよう~

2018年4月に世界遺産検定2級合格したことをきっかけに始めました。日本・世界各国の世界遺産を取り上げるブログです。国内・海外旅行で「どこに行こうか迷う。決め手が欲しい」そんなときの参考にどうぞ!

日本の世界遺産10・紀伊山地の霊場と参詣道

だいぶ間隔が空いてしまいましたが、日本の世界遺産10をお届けします。

今回は和歌山県の世界遺産・紀伊山地です。

 

和歌山県を中心に3県にまたがる紀伊山地には古代から信仰を集めた霊場が点在しています。

世界遺産には吉野・大峯、熊野三山、高野山の3つの霊場とそれらを結ぶ参詣道が登録されています。

 

これらの霊場と参詣道には、日本古来の自然崇拝から生まれた神道と、大陸伝来の仏教が融合した神仏習合の思想をよくあらわしています。

 

古来、紀伊山地は神々が宿る特別な地と考えられてきましたが、大陸から仏教が伝来して以来、紀伊山地の山々は浄土に見立てられ、特殊な能力を得るための山岳修行の霊場となりました。

 

熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を中心とする熊野三山は神仏習合の典型の地で、平安時代には天皇や貴族による「熊野詣」が行われ、意向も歴代天皇や貴族の崇拝を受けてきました。

 

江戸時代以降は庶民の間にも広まり、吉野・大峯には山岳修行者が集まり、次第に修験道の聖地となっていきました。

 

高野山は9世紀はじめ、真言宗を日本にもたらした僧・空海によって開かれました。

山上には金剛峰寺を中心に多くの寺院が立ち並び、宗教都市としての性格を帯びるようになりました。

 

このように紀伊山地は古くから聖地としてあがめられてきたが、各霊場の神社や仏教寺院などの建造物と、周辺の森林や小川、滝といった自然環境とが一体となった景観を形成しています。

 

この景観が1000年以上保存されている点が高く評価され、日本で初めて文化的景観が認められる遺産となりました。

 

つまりこの遺産は単なる「社道と道」ではなく、あくまで「山岳信仰の霊場と山岳修行の道」であり、紀伊山地の自然あってこそ成立しているんですね。

 

紀伊山地についてのくわしい情報は公式HPにてご確認ください。

www.sekaiisan-wakayama.jp