LoveLove世界遺産~旅行先は見たい世界遺産で決めよう~

2018年4月に世界遺産検定2級合格したことをきっかけに始めました。日本・世界各国の世界遺産を取り上げるブログです。国内・海外旅行で「どこに行こうか迷う。決め手が欲しい」そんなときの参考にどうぞ!

世界遺産の基礎知識11・世界遺産基金&日本と世界遺産。

今回は2つのテーマでお届けします。

まずは「世界遺産基金」についてみていきます。

 

世界遺産条約では、世界遺産の価値を守り伝えていくために、ユネスコの財政規則に基づく信託基金である「世界遺産基金」を設立し、世界遺産条約締結国の分担金(ユネスコ分担金の1%)や政府間機関、団体、個人などからの寄付金をもとに運営しています。

 

世界遺産基金は、世界遺産委員会が決定する目的のみに使用することができ、大規模な災害や紛争による被害への「緊急援助」や、推薦書や暫定リストなどを作成するための「準備援助」、専門家や技術者の派遣や保全に関する技術提供のための「保全・管理援助」などがそれにあたります。

 

ユネスコ分担金の最大の拠出国であったアメリカ合衆国が、パレスチナのユネスコ加盟に反対して2011年11月から拠出を停止していることもあり、世界遺産基金も危機遺産の保護に十分な資金を回すことができず、苦しい予算状況にあります。

 

そんな中、日本は世界遺産とどのように関わっているのかについてもあわせてみておきましょう。

 

日本が世界遺産条約を締結したのが1992年。125番目の締結国ということでやや遅いです。

しかし1951年、日本が第二次世界大戦後に加盟した国際機関はユネスコであり、1972年に世界遺産条約がユネスコ総会で採択されたときの議長国もまた日本でした。

先述のとおり、アメリカ合衆国が拠出を停止している現状では、日本がユネスコ分担拠出金では最大を誇ります。

 

世界遺産登録を目指す日本の文化財や記念物は、文化財保護法などの保護下にあるものは文化庁、稼働中の産業遺産などを含むものは2013年より内閣官房がそれぞれ暫定リストの中から推薦候補を決定しています。

また日本の自然遺産は、環境庁と林野庁が協議して推薦候補を決定。

 

そして、それぞれの推薦候補の中から、毎年9月ごろ開催される「世界遺産条約関係省庁連絡会議」でユネスコの世界遺産センターへ推薦する候補が決定しています。

 

次回はMAB計画についてみていきます。

MABってなに???と思われるかもしれませんが、2018年は西日本豪雨はじめ、地震、なぜか左折する台風などなど、天災に見舞われている日本にとって、欠かせない計画となっていますので、ぜひ次回もお読みくださいね。