LoveLove世界遺産~旅行先は見たい世界遺産で決めよう~

2018年4月に世界遺産検定2級合格したことをきっかけに始めました。日本・世界各国の世界遺産を取り上げるブログです。国内・海外旅行で「どこに行こうか迷う。決め手が欲しい」そんなときの参考にどうぞ!

世界遺産の基礎知識7・世界遺産認定までの流れ。

今回は、長崎の潜伏キリシタン関連遺産はじめ、世界各地の世界遺産の登録・審査に関わる機関と、その流れについてみていきます。

 

自国の文化財や自然の世界遺産登録を目指す国は、まず世界遺産条約を締結し、暫定リストを作成してユネスコの世界遺産センターに提出します。

この暫定リストに記載された遺産の中から、推薦への要件が整ったものを1年に上限1件(文化遺産・自然遺産いずれかひとつ)を世界遺産センターに推薦します。

2017年までは2件まで申請が可能でした。

 

推薦の際には、提出期限となる2月1日までに、遺産の顕著な普遍的価値を証明する書類や、遺産の保全体制・計画などを記載した推薦書を、世界遺産センターに提出しなければなりません。

 

推薦書が受理されると、世界遺産センターは、文化遺産であればICOMOS、自然遺産であればIUCNに専門調査を依頼します。それぞれ、その年の夏ごろに実地調査を行い、年内を目処に推薦書の内容を検討、追加報告書や改善の必要な箇所があれば世界遺産センターを通して、遺産保有国に連絡をします。

 

そうして、最終的な審査結果と提言を含む調査報告書が、推薦書提出期限翌年に開催される、世界遺産委員会の6週間前までに世界遺産センターに提出されます。

 

複合遺産の場合は、ICOMOSとIUCNがそれぞれ調査を行い、それぞれが評価報告書を提出します。

その評価報告書をもとに、世界遺産委員会で審議が行われ、「登録」「情報照会」「登録延期」「不登録」の4段階で決議されます。

 

推薦書の提出から世界遺産リスト記載までの流れは、おおむね1年半程度の期間がかかっています。

 

次回は、赤字で表示しました、世界遺産センター、ICOMOS、IUCNなどの世界遺産関係の機関の詳細についてみていきます。

世界遺産検定受験を検討されているあなたにとっては、何級を受けるにせよ必須の知識になりますので、次回もぜひお付き合いください。