LoveLove世界遺産~旅行先は見たい世界遺産で決めよう~

2018年4月に世界遺産検定2級合格したことをきっかけに始めました。日本・世界各国の世界遺産を取り上げるブログです。国内・海外旅行で「どこに行こうか迷う。決め手が欲しい」そんなときの参考にどうぞ!

世界遺産の基礎知識5・世界遺産登録の条件とは?

世界遺産リストに登録されるためには、いくつかの前提条件があります。

大きく分けて5つになります。

さっそく確認していきましょう。

 

1.遺産を保有する国が世界遺産条約の締結国であること。

 自国の遺産を世界遺産登録するためには、世界遺産条約を締結し、締約国となる必要があります。ただしユネスコの加盟国である必要はなく、かつてユネスコ脱退中だったアメリカ合衆国などから世界遺産が登録されたこともあります。

 

2.遺産があらかじめ各国の暫定リストに記載されていること。

 締約国は、世界遺産登録を目指す国内の遺産を記載した「暫定リスト」を作成し、ユネスコの世界遺産センターに提出しなければならない。

 

3.遺産を保有する締約国自らの推薦であること。

 顕著な普遍的価値が明らかな遺産であっても、遺産保有国以外が推薦することはできません。唯一の例外は、国際状況を考慮してヨルダンが申請した「エルサレムの都市街とその城壁群」のみです。

 

4.遺産が不動産であること。

 世界遺産登録を目指す遺産は、土地や建物などの不動産でなければなりません。

 

5.遺産が保有国の法律などで保護されていること。

 遺産を保護・保全する義務と責任は遺産保有国にあるため、世界遺産登録を目指す遺産は各国の法律で守られていなければなりません。

 

以上の前提条件を備えた遺産で、「顕著な普遍的価値」があり、「真正性」や「完全性」が明らかで「世界遺産条約履行のための作業指針」で定められた10項目の登録基準のひとつ以上にあてはまるものが、世界遺産リストに登録されます。

 

ここで重要なキーワードが「真正性」と「完全性」。

それぞれ世界遺産を考える上でどんな概念なのかもあわせて確認しておきましょう。

 

真正性・・・それぞれの文化的背景の独自性や伝統を継承していることが求められる概念で、修復の際には特に、創建時の素材や工法、構造などが可能な限り保たれている必要があります。

 

完全性・・・保全計画・法体制・十分な広さ・予算・人員といった世界遺産の顕著な普遍的価値を構成するための必要な要素がすべて揃っていることが求められる概念になります。

 

こうしてみると、かなり厳しい条件をクリアしないと世界遺産には登録されないことがわかります。

 

次回は世界遺産それぞれの分類にも使われている「10項目の登録基準」についてみていきます。

世界遺産検定を受検する際には何級であれ必須の知識になりますので、しっかり勉強してほしいです。